
子持ち主婦で貯蓄が少ない…。
学費が準備できるかな?

すごく分かります!
私もとても心配でした。
私は貯蓄が少なくても子持ち主婦から38歳で看護専門学校に入り、41歳で正看護師免許を取ったので実体験を含めながら具体的にお伝えできます!
この記事で分かることは以下のとおり。
目次
看護学校はどのくらい学費がかかるの?
看護大学と看護専門学校の学費比較

看護大学と看護専門学校の学費の目安を私立と公立に分けて比較します。
※学費は学校や学科、年次によって大きく異なるため、あくまで目安として参考にしてください。
看護大学(4年) | 看護専門学校(3年) | |||
公立 | 私立 | 公立 | 私立 | |
初年度納入費 | 80〜150万 | 150〜250万 | 50〜100万 | 100〜200万 |
年間学費 | 50〜100万 | 120〜200万 | 30〜80万 | 80〜150万 |
学費など合計 | 230〜450万 | 510〜850万 | 110〜260万 | 260〜500万 |
公立の看護専門学校が1番安い
学校によって大きく異なるので一般的な目安ですが、上記の表からも公立の看護専門学校が一番安い傾向にあります。
看護学生が受けられる奨学金制度
看護学生が受けられる奨学金制度はいくつかあり、返済の必要がない給付型の奨学金と、卒業後に返済の必要な貸与型の奨学金があります。複数の奨学金を併用できる場合もあります。
主な奨学金制度は以下の4つです。
①病院奨学金制度(おすすめ)
病院が看護学生に対して学費を貸与する制度です。卒業後、貸与を受けた病院で一定期間勤務することで返済が免除される場合が多いです。多くの病院で実施されており、金額や条件は病院によって異なります。
私も含め、ほぼ100%の学生が利用していた1番おすすめの奨学金制度です。
②日本学生支援機構の奨学金
国の運営する奨学金制度で、給付型と貸与型があります。家計状況や学力などの条件を満たす必要があります。
③都道府県・市町村の奨学金
各自治体が独自に設けている奨学金制度です。卒業後、その地域で一定期間働くことで返済が免除される場合があります。
④民間団体の奨学金
その他の民間団体や企業が提供する奨学金制度もあります。
病院奨学金がおすすめ

私が一番おすすめするのはメリットがいっぱいの病院奨学金です。
理由は3つです!
①卒業後の就職が保障される
多くの病院奨学金制度では、卒業後に奨学金を貸与してくれた病院で貸与期間と同じ年月を勤務することで返済が免除されます。
裏を返せば、病院奨学金を受ければ卒業後の就職先が保証されるということになります。
通常は就職活動と国家試験に向けての勉強を同時に進めないといけないのですが、就職先は決まっているので国家試験の勉強に集中できるのは大きな利点です。
②キャリア形成に有利
奨学金を受けることが、なぜキャリア形成につながるの?と思われる方もいるかもしれません。
病院奨学金制度を導入している病院は、毎年たくさんの新卒の看護師を受けいれています。
必然的に看護師の育成に力を入れている場合が多く、充実した教育体制や研修制度があるので勤務することで基礎的な看護技術が身に付きます。
即戦力となることが求められる病院・クリニック・訪問看護などに転職する場合、教育制度が整った病院で3年間ぐらいの実務経験が求められることが多いので、今後の転職やキャリアアップを考えると3年間はこういった病院で勤務し、キャリア形成することがおすすめです。
③返済が免除となることが多い
”②キャリア形成に有利”でもお伝えしましたが、今後の転職やキャリアアップを考えると教育制度の整った奨学金を受けた病院で実務経験を積むとよいので3年間勤務したとします。
結果として、看護専門学校3年間で受けた病院奨学金全額が免除されるということになります。
病院奨学金まとめ
このようなメリットが多いため、学費の支払いは問題なくできるという方でも、病院奨学金はとりあえず受けて、使わずに貯めておくということもおすすめです。
3年間勤務できれば自分のものとなるし、勤務できなければ返せばいいのでリスクはほとんどないことが多いです。
病院奨学金は病院によって要件は様々なので注意は必要ですが、看護学生が使える有利な奨学金なのでしっかり確認して有効に使うことをおすすめします。
公立の看護専門学校で病院奨学金を受けたときの経済的負担は?
私のリアルな学費準備
私は公立の看護専門学校に入学し、病院奨学金を受けていました。
私のリアルの学費準備は以下のとおり。
学費 | 病院奨学金 | ||
入学金(初年度のみ) | 80,000円 | 3年間の奨学金合計 30,000円/月✖️36ヵ月 | 1,080,000円 |
3年間授業料(180,000円/年) | 540,000円 | ||
3年間学生諸経費 | 約95,000円 | ||
テキスト・指定参考書など (電子タブレット購入費含む) | 約280,000円 | ||
実習費など | 70,000円 | ||
合計 | 約1,065,000円 |
実際には学費に交通費などかかりますが、私が通っていた公立の看護専門学校は病院奨学金で学費が払える計算になります。
もちろん、学校によってさまざですが、私は貯蓄が少ないからといって看護師はあきらめるべきではないと思っています。
通える範囲の看護学校を調べて、シュミレーションしてみてください!
まとめ
・公立の看護専門学校が一番安い傾向にある。
・奨学金制度の中では病院奨学金が一番おすすめ。
・病院奨学金のメリットは3つ。
①卒業後の就職が保障される。
②キャリア形成に有利。
③返済が免除となることが多い。
・公立の看護専門学校で病院奨学金を受けたとき、学費が奨学金で払える可能性がある。(学費、奨学金金額は各学校によって異なります)
貯蓄が少ないからといって看護師をあきらめる必要はありません。
通学圏内の看護学校でまずは具体的にシュミレーションしてみるのがおすすめです。
私と同じように子持ち主婦で看護師免許を取ることを検討している方の参考になればうれしいです!