
子持ち主婦だけど将来のために看護師免許をとりたいなぁ。
私でも看護師免許は取れるのかな?

結論から言うと、看護師免許は取れます!
私は子持ち主婦から38歳で看護専門学校に入り、41歳で正看護師資格を取りました。
50歳になる現在は近隣クリニックで家事と両立しながら看護師として働いています。
私が看護師免許を取るきっかけは、子ども(4歳)が保育園に入園したタイミングで就職活動したことです。
事務職で履歴書を5社送ったのですが、結果は書類選考で全て落ちました。
結婚・子育てでキャリアが途絶えてしまうと就職しにくいと感じるのは私だけではないのでは。
キャリアが途絶えても、資格があれば就職に困らないのかな、と思った私は看護師になろうと思いました。
実体験から子持ち主婦から看護師免許をとる方法をお伝えできます。
ぜひ最後まで読んでください!
この記事で分かることは以下のとおり。
目次
看護師免許とは
正看護師免許と準看護師免許

看護師免許は正看護師免許と準看護師免許があります。
看護業務を行うには必ず正看護師か准看護師免許が必要です。
正看護師免許と準看護師免許の違いは以下のとおり。
正看護師 | 准看護師 | |
免許発行元 | 厚生労働大臣→国家資格 | 都道府県知事→国家資格ではない |
資格取得のための学校 | 看護大学(4年制) 看護短期大学(3年制) 看護専門学校(3年制) | 准看護師養成所(2年制) |
業務範囲 | 自ら判断し、幅広い医療行為が可能 | 医師または正看護師の指示に基づいて看護業務を行う |
給与 | 高い傾向のある | 低い傾向にある |
キャリアアップ | 保健師、助産師、認定看護師、専門看護師を目指したり、管理職に進んだりするなど、よりキャリアアップの道が開かれている | 正看護師へのキャリアアップは実務経験を経てから、看護師養成学校で学ぶ必要がある |
正看護師免許がおすすめ

私は正看護師免許がおすすめです!
理由は2つです。
①給料やキャリアアップの面で有利である。
②准看護師から正看護師になるには実務経験を経てから、看護師養成学校に通う必要がある。
実際の現場では、正看護師と準看護師の隔たりを感じることはありません。むしろ、準看護師はベテランの方が多く、知識も技術も豊富で頼りになる先輩でした。
しかし、同じように業務を行なっていても、給料やキャリアアップで不利な可能性も。
また、正看護師にキャリアアップしようと思うと、さらに学校に通う必要があるため遠回りになってしまいます。
何歳まで看護師免許は取れるの?
何歳でも看護師になれる!

子持ち主婦にとって何歳まで看護師免許をとれるかは気になるところ。
安心してください!
看護師免許をとるための年齢制限はなく、誰にでも挑戦できる資格です。
実際に多くの主婦も含め社会人が看護学校で学び、挑戦しています。
2022年度の厚生労働省「看護師等学校養成所入学及び卒業生状況調査」によると、3年制の看護師養成施設では25歳以上の入学者の割合は約10.85%でした。
看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査/ 令和4年度(2022年度) 入学
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&stat_infid=000032250060
2015年3月の厚生労働省「看護養成所における社会人経験者の受け入れ準備・支援のための指針」の事例Cでは”現在、社会人入試の人数枠等は設けていないが、在学生のおよそ56%が社会人経験者である。”となっています。
看護師養成所における社会人経験者の受け入れ準備・支援のための指針
https://www.mhlw.go.jp/kango_kyouiku/_file/0000079680.pdf
私は子持ち主婦から41歳で正看護師免許を取得しています。
学校によってばらつきはありますが、私が通っていた看護専門学校では20代から50代まで幅広い年代の学生が在籍していました。
クラスの約半分が社会人、1つ下の学年では半数を超えているという状況でした。
年齢で看護師をあきらめる必要はありません!
40代、50代で看護師免許を取っても就職先はある?

看護師の就職先は40代、50代でもたくさんあります!
病院やクリニックといった医療機関だけでなく、介護施設、訪問看護ステーション、保育園、学校、企業、行政機関など活躍の場はとても広いです。
ライフステージが変化しても、復職しやすく、パートタイム、夜勤専従など多様な働き方があります。
加えて、再雇用制度を導入している場合も多く、70代でも現役で活躍している方もいます。
私も41歳で正看護師免許を取ってから就職先に困ったことはありません。
50歳になる現在は近隣のクリニックで正社員として家庭と両立しながら働けています。
社会人から看護師になった友人も、病院以外の介護施設や訪問看護でも活躍しています。
看護師免許は40代、50代で取っても価値があります!
私が経験した子持ち主婦が看護師免許を取るメリット・デメリット
メリット:子どもと休みを一緒に過ごせる
実際に看護専門学校に入った私が大きなメリットと感じたのは、子どもと休みを一緒に過ごせることです。
土日は子どもと同じように休みだし、夏休み、春休み、冬休みの長期休暇も楽しい思い出を作ることができました。
看護師免許を取るためキャリアアップはしながら、大切な子どもと一緒の時間を過ごせたことは私にとって大きなメリットでした。
デメリット:体力面で不利
当たり前のことかもしれませんが、20代の現役の方は体力があります。
徹夜で勉強した、実習後に遊びに行ったなど聞くと、やっぱり体力が違うなぁと思ったものです。
私は41歳で看護師免許をとったので、寝不足だとぼーとしてしまったり、実習後はぐったり…。
でも安心してください!
時間がないからこそ工夫してがんばれることも。
私は現役の学生のころの成績は中の下といったところでしたが、看護専門学校ではほぼオールA、全国模試で3回トップ10に入りました。
デメリットはメリットに変えることもできます!
まとめ
・看護師になるためには正看護師免許と準看護師免許があるが、給料、キャリアップの面で正看護師免許がおすすめです。
・看護師免許は年齢制限がないので何歳からでも取ることができます。
・就職先は幅広く、長く働けるため40代、50代で看護師免許をとっても就職先に困りません。
・子持ち主婦が看護学校に行くことは体力面で大変といったデメリットもありますが、休みが子どもと同じであることが多いため、一緒に出かけたり、楽しい思い出をたくさん作ることができます。
私と同じように子持ち主婦で看護師免許を取ることを検討している方の参考になればうれしいです!